プラネタリウムのご案内

プラネタリウム学習投影

学習投影の魅力


天の川
学習投影は学指導要領にのっとり小学4・6年生、中学3年生の内容はもちろん、天文学習のない学年のプログラムもご用意いたします。幼児・低学年の場合も広大な宇宙に関する自然観の育成や興味づけという観点から、投影をご利用いただく意味は十分にあると考えております。

投影内容にご希望がある場合には、事前に解説員と打ち合わせをお願いいたします。その際は科学館までご連絡ください。

団体利用できる曜日


火曜~金曜の午前・午後
(月曜日、祝日の翌日が休館日です)

プラネタリウム利用時間


午前 10:00~10:45
11:15~12:00
午後 13:30~14:15

観覧当日の流れ


観覧当日観覧許可書をご持参下さい。人数、内容などの最終確認を行ないます。何らかの事情で観覧を中止する場合には、直ちに電話にてご連絡下さい。
プラネタリウムの定員は200名です。
なお、当日の天候を考慮した予備日の予約はできません。

プラネタリウム

科学館のために開発された新型の「MEGASTARⅢ FUSION」とデジタルスぺースエンジン「Uniview」「ステラドーム プロ」を導入しています。

学習指導要領に準拠した「学習投影」を選任解説員が生解説で行います。学校の先生方と打ち合わせながら投影内容を作っていくことも可能です。川崎市内各小中学校の校庭からの360ーパノラマ画像(スカイライン)を投影し、学校で見られる星空を再現できます。

小学校低学年「星空と月の世界」

  1. 夜空の星には、明るさや色が違うものがある。
  2. 星をいくつか結ぶと空にいろいろな形ができ、星座が描ける。

3年「星、太陽の動きと方角・季節の星座」

  1. 太陽は東からのぼり、南を通って、西へと沈む。
  2. 夜空の星には、明るさや色が違うものがある。
  3. 星座は星の集まりである。

4年「星・月・太陽の動き」

  1. 星・月・太陽は絶えず動いている。
  2. 夜空の星には、明るさや色の違うものがある。
  3. 星の集まりは、並び方は変わらないが、1日のうちでも時刻によって、位置が変わる。

5年「季節の星座」

  1. 4年生の学習内容をふまえ、夜空に見える星は季節によって違う。
  2. 季節ごとの星座を知ることで、天文、理科への興味を高める。

6年「月と太陽」

  1. 月と太陽を観察すると、月の輝いている側に太陽があること。
    また、月の形の見え方は太陽と月の位置関係によって変わる。
  2. 月の表面の様子と、太陽の表面の様子は違う。

中学校「地球の自転と好転・内惑星の満ち欠け・太陽系の構造」

  1. 日周運動や星座の年周運動の観察、太陽の南中高度から地球の自転と公転について理解する。
  2. 太陽や月、惑星の観察から太陽系の構造を理解する。
  3. 太陽系惑星の構造の違いについて調べる。

天体観測スペース「アストロテラス」と天文展示

屋上に備えるコンピュータ制御の望遠鏡で、太陽の黒点やプロミネンス、昼間でも明るい恒星や惑星などを観察することができます。

2Fとプラネタリウム出口前には、天文関係の展示もあります。
プラネタリウム観察前後にご利用下さい。

新機能学校連携ソフトウェア「ステラドームスクール」

「学校や先生や子どもたちが制作するプラネタリウム番組」を科学館で投影することができるようになります。

操作画面
川崎市内各学校に専用のプログラミングソフト「ステラドームスクール」を配布しています。普段の授業の内容・進度やこどもたちの課題追求に対した番組を先生方がご自分で制作することも可能ですし、クラブ活動や総合的な学習の時間に子どもたちが自分でプラネタリウムの番組を作成することもできます。理科学習に限らず、子どもたちの表現活動の一つとしてぜひお使い頂きたいと思います。

番組製作ソフトは非常に簡単な操作でプログラミングできるように工夫されています。操作はソフトに組み込まれている天文現象を再現した「パーツ」の中から、自分が使いたい物をマウスで選んで自由に組み合わせ、プログラミングしていきます。それぞれの「パーツ」の表示時間や再生時間を長くしたり短くしたる調整することもできます。
「パーツ」は各学年や授業内容ごとにわかりやすくカテゴライズされています。
※パーツには「1日の太陽の動き」「星の動き」「星座の形・名前」「月の満ち欠け」など天文学習の指導に役立つものが多数用意されています。

先生や子どもたちが作られたファイルをUSB等のメディアに記録し、科学館にご持参頂くとステラドームでコントロールされるデジタルコンテンツとメガスターの星空が連動して動くプラネタリウム番組が投影されます。
子どもたちや先生が実際に解説することもできます。
細かいプログラミング方法や投影形態等についてはご相談に応じますので、科学館までお問い合わせ下さい。

プラネタリウム学習投影4年生プログラム例

時間 投影・解説内容 留意点・備考
0 <プラネタリウムの説明>
  • 初めのあいさつ
  • 観覧上の注意
  • 部屋の説明と機械の説明
  • 天頂と方位の説明
方位は各学校のスカイラインを使用。
  • 学校のスカイラインを使用しての投影は、川崎市内の小中学校のみとなります。
5 <川崎の夜空>
  • 当日の朝7:00から日の入りまでの、太陽の動きの観察
  • 夕焼けから日の入り
  • 学校から見える今晩8時の空
    一等星や明るい惑星を中心にいくつかの星の解説
  • 太陽の日周運動が一目でわかるような演出。
  • 2~3等星までの明るい星を投影。各学校の状況に合わせて夜空の情景は調整可能。
15 <八ヶ岳や富士山の夜空>
  • その日に見える代表的な星座
    各星座の説明を神話などもまじえて解説。
    星座に含まれる明るい恒星の色と明るさの違いの解説
  • 6等星までの星を投影
  • 解説する星座について調整可能。
20 <月>
  • いろいろな形に見える月についての解説
    (新月・三日月・上弦の月・満月・下弦の月・有明の月など)
  • その日に見ることができる天体によって解説の順序は異なります。調整可能。
25 <星の動き>
  • 恒星の日周運動
    各方位の星の動きの解説。
    星座は形を変えずに動いていることの解説
40 <宇宙へ>
  • 宇宙で見る星空
  • 惑星
    その日見られる惑星の解説
  • Uniview 太陽系ツアー
    太陽系の各惑星の解説
  • 12等星までの星を投影
  • Uniview は宇宙空間を自由に再現できるデジタルプラネタリウムシステム。
45 <夜明けへ>
  • 夜半過ぎから日の出
  • 退場についての諸注意
  • 終わりの挨拶

プラネタリウム学習投影6年生プログラム例

時間 投影・解説内容 留意点・備考
0 <プラネタリウムの説明>
  • 初めのあいさつ
  • 観覧上の注意
  • 部屋の説明と機械の説明
  • 天頂と方位の説明
方位は各学校のスカイラインを使用。
  • 学校のスカイラインを使用しての投影は、川崎市内の小中学校のみとなります。
5 <太陽の表面>
  • 夕方の太陽
  • 太陽の表面
    黒点やプロミネンスなどの解説
  • 季節により時間は変更可能。
  • 動画などをまじえて太陽の表面の様子を解説。内容は調整可能。
15 <川崎の夜空>
  • 夕焼けから日の入り
  • 学校から見える今晩8時の空
    一等星や明るい惑星を中心にいくつかの星の解説をする
  • 2~3等星までの明るい星を投影。各学校の状況に合わせて夜空の情景は調整可能。
25 <八ヶ岳や富士山の夜空>
  • その日に見える代表的な星座
    各星座の説明を神話などもまじえて解説
    星座に含まれる明るい恒星の色と明るさの違いの解説
  • 6等星までの星を投影
  • 解説する星座について調整可能。
35 <月>
  • いろいろな形に見える月についての解説
    月齢や新月・三日月・上弦の月・満月・下弦の月・有明の月などの解説
  • 月の満ち欠けと太陽の位置
    太陽と月、地球の位置関係によって月の見え方が変わることの解説
  • 月の表面
    クレーターや海などの解説
  • 解説内容に関しては調整可能。
  • 動画などをまじえて月の表面の様子を解説。太陽との比較を行う。
40 <宇宙へ>
  • 宇宙で見る星空
  • 惑星
    その日見られる惑星の解説
  • Uniview 太陽系ツアー
    太陽系の各惑星の解説
  • 12等星までの星を投影
  • Uniview は宇宙空間を自由に再現できるデジタルプラネタリウムシステム。
45 <夜明けへ>
  • 夜半過ぎから日の出
  • 退場についての諸注意
  • 終わりの挨拶

プラネタリウム学習投影中学3年生プログラム例

時間 投影・解説内容 留意点・備考
0 <プラネタリウムの説明>
  • 初めのあいさつ
  • 観覧上の注意
  • 部屋の説明と機械の説明
  • 天頂と方位の説明
方位は各学校のスカイラインを使用。
  • 学校のスカイラインを使用しての投影は、川崎市内の小中学校のみとなります。
5 <太陽の南中高度の変化>
  • 季節ごとの太陽の動きと地球の自転軸
    夏至、冬至、春分の日、秋分の日の太陽の動きを観察し、南中高度の違いを知る
    地球の自転軸の傾きが季節を生み出していることの解説
  • 太陽の表面
    黒点やプロミネンスなどの解説
  • 動画などをまじえて解説。内容は調整可能。
12 <星座解説>
  • その日に見える代表的な星座
    各星座の説明を神話などもまじえて解説
  • 6等星までの星を投影
  • 解説する星座について調整可能。
17 <月>
  • 月の満ち欠けと太陽の位置
    月齢と月の名称の解説
    太陽と月、地球の位置関係によって月の見え方が変わることの解説
  • 月の表面
    クレーターや海などの解説
  • 解説内容に関しては調整可能。
  • 動画などをまじえて月の表面の様子を解説。太陽との比較を行う。
24 <日食と月食>
  • 日食と月食のメカニズム
    日食と月食の違いと観測できる現象についての解説
    (皆既日食・金環日食・部分日食・皆既月食・部分月食など)
  • 動画や画像などをまじえて解説。
30 <惑星の見かけ>
  • 金星の見かけの変化
    太陽、地球、金星の位置関係で金星の見かけの大きさや見え方が変わることの解説
35 <星の動き>
  • 恒星の日周運動
    各方位の見かけの星の動きの解説
  • 12等星までの星の投影。
40 <太陽系の構造>
  • 宇宙で見る星空
  • Uniview 太陽系ツアー
    太陽系の各惑星(岩石惑星とガス惑星、氷惑星)の解説
  • 12等星までの星を投影。
  • Uniview は宇宙空間を自由に再現できるデジタルプラネタリウムシステム。
45 <夜明けへ>
  • 夜半過ぎから日の出
  • 退場についての諸注意
  • 終わりの挨拶